クリスタルが星に還った日。

以下の写真は、
宮古島のとある公園で
偶然発見したモニュメント内にて
開かれた演奏の様子である。
球状の空間の中で、
キャンドルの灯を囲み、
全身に響き渡る振動と
月の光に満ち満ちた刻だった。

翌朝に改めて公園にご挨拶しにいくと、
月夜に集ったモニュメントは、
なんと一つの地球であった。

漆黒の球体は、お日様の光によって、
地球型のコクピットである事が判明し、
昨晩は一同が乗船し、
地球内部で遙かな音の旅をした。

しかも、私が演奏していた場所は、
日本とオーストリアのライン上であった。

こんなモニュメントを一体誰が作ったのだろう??
きっと星々の遊び心満載のイタズラに違いない。

また詳しいエピソードを記す予定だが、
この日の夕方、島内にある昔の水汲み場が
奥深くにある「アマガー」という洞窟で
クリスタルパイプは割れた。

事実上、昨晩が最期のクリスタルパイプの演奏であった。
(※クリスタルパイプとは、アメリカで製作されている
クリスタル製のディジュリドゥの名称)

「クリスタルは天の川(アマガー)に還った。」と
動揺を少しでも抑えるために言い聞かせ、
粉々に砕けたクリスタルとユーカリのディジュリドゥを背負って、
沖縄本島に渡り、ある植物との衝撃的な出逢いをする。
待っていてくれたという表現の方がある意味正確かもしれない。

生命の躍動に満ちた万物との共振を体感する
地球というwonder landの世界、
それは遠くへ行かずとも、
今いる時空間に溢れている事を
私の経験を通じて、
少しでもお伝え出来たらと思う。

続く。

2018-04-12 | Posted in エッセイNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment